夏野菜で元気に

黄粒と白粒、どっちが美味い?
ウモロコシがおいしい季節になりました。コロンブスが新大陸から持ち帰って以来、世界三大穀物のひとつにまで成長したトウモロコシ。国内では9月頃までが旬です。このトウモロコシ、「アレ?白粒が混ざっているぞ」と気付いたことはありませんか?そうです、複数の品種があり、粒色も様々なのです。代表的なのは黄粒と白粒の割合が3:1のバイカラー品種「ピーターコーン」。高糖度で粒皮がやわらかく、昭和60年登場以来の人気品種です。一方、黄粒品種では食卓でおなじみの「ハニーバンタム」、“生でも食べられる”と注目の「ゴールドラッシュ」など。ほか、「シルバー系」と呼ばれる白粒品種も一般的になりました。粒色や品種の違いに注目すれば、「どっちが甘い?」と食べ比べて、ワイワイ楽しめそうですね。
では、店頭で選ぶ時のポイントをご紹介します。皮色が濃いものが良質。ヒゲが褐色ならよく熟しています。実は先まで詰まっていてふっくらツヤのあるものを選びます。ヒゲの数は実と同数なので、ヒゲの多さは実の多さの目安になります。
茹で方もおさらいしましょう。トウモロコシは水から入れて沸騰後3分で火を止めます。ザルへ上げて余熱で仕上げて、歯ごたえと粒のハリを残します。茹でた後は冷蔵で3日間保存可。茹でたての熱いうちにラップで包むと粒に皺が寄りません。冷凍保存時は約3cmに輪切りしましょう。
栄養面では、糖質やタンパク質が主成分。粒の根元の胚芽部分に栄養が豊富なので、こそぎ落とすのではなく、丁寧に引き抜くとベストです。胚芽部分には血中コレステロール値などを抑えるリノール酸、疲労回復のビタミンB1のほか、ビタミンB2、E、食物繊維、鉄、亜鉛などが含まれます。
収穫後24時間経つと栄養が半減し、味も落ちます。市場で出会ったら、その日のうちに茹でて、夏の栄養チャージにおいしく役立ててくださいね。
食べる健康メニュー by e-キッチン田空水(タクミ)
トマトサラダ
青じそドレッシング 20~30cc※ノンオイルタイプ゚
玉ねぎみじん切り小さじ1
②ブロッコリーは小房に分けて、熱湯でさっと茹でた後氷水で冷やす
③玉ねぎもスライスした後、氷水にさらし、各素材を器に盛り冷蔵庫で冷やす
③青じそドレッシングに冷水にさらした玉ねぎみじんを入れ軽く混ぜ、サラダに添えて完成