日本流!誰とでも仲良くなれる場、それが公共浴場。
裸の付き合いで円滑コミュニケーション
されど、親しき中にも礼儀ありと言われるように最低限のルールがあります。
ルールを守って、身も心も解放されるお風呂を楽しみましょう!
~湯船編~
「お疲れさん かけ湯で流す 今日の汗」
公共浴場とは「みんなのお風呂」のこと。あなた以外のたくさんの人が同じお湯に浸かります。湯船に入る前は腰回りを中心に、かけ湯、かかり湯をしましょう。
かけ湯はお風呂のお湯を使います。
かかり湯はかかり湯用のお湯が貯めてありますので、そちらをご利用ください。
「気が付くと 体に巻き付く 髪の毛の怪」
洗ってさっぱりした髪をいじりたくないのも理解できますが、長い髪が湯船に広がっていると正直気持ちよくありません。タオルやゴム、シャワーキャップを使い、立つ鳥跡を濁さずで湯船につかりましょう。
「湯の花と 間違えそうな 人の垢」
身体をこすって出る垢などでお湯が汚れると、不潔なお湯になってしまいます。公共浴場は、多くの人が「気持ちよくなれる場所」です。
「隠さない 裸の付き合い していきたい」
テレビ番組をよく見ているからか、最近の子供たちの中には公共浴場ではタオルを巻いて入るのがマナーと思っている子もいるようです。ですが、あれはテレビだけです。本来は、許可された一部の混浴風呂を除いて、タオルや水着での入浴はマナー違反です。
「譲り合い みんなで入ろう 人気風呂」
壺湯や樽湯など【一人用】のお風呂もあります。これらは自分だけの空間を楽しめたり、ゆっくりと浸かることができるの人気のお風呂です。入りたいのはみんな同じです。15分くらいで次の人に譲りましょう。
「貸切と 思っているのは あなただけ」
人気のお風呂があったりすると、常連さんやグループがまるで貸切のように浸かっていることがあります。「貸切」せず、みんなと仲良く使いましょう。
「子が遊ぶ 場所ではないよ 寝湯は風呂」
寝たまま入ることができる寝湯は思わずウトウトしてしまう気持ちよさです。しかし、お湯の高さがちょうど良いからか、お子様を入浴させている方がいます。走る、飛び込む、泳ぐなどお子様ご自身も周りの方も危ないのでお止めください。日本人が大好きなお風呂。お風呂の良さがわかると大人の階段を一段登れるのかもしれません。
「サウナ前 ふいてじっくり 汗をかく」
濡れたままサウナ部屋に入ると敷きマットが濡れてしまいます。自分はよくても、あとから来た人は嫌な気分がしますよね。サウナは絞ったタオルで水気をふき取ってから。
「かいた汗 流して爽快 温水浴」
熱いお湯と冷たい水に交互に入る、温冷浴も健康法として人気です。お湯で開いた毛穴が、冷水でキュッとしまるのが「効いてる!」と感じられるポイントです。でも、冷水に入る前にかいた汗は洗い流してくださいね。誰かの汗がにじんでいると思うと、ちょっと入る気が失せてしまいます。
~洗い場~
「それ無効 タオルで主張 俺の席」
洗い場に自分のタオルや入浴グッズを置いて、自分の席と主張する方がいます。でも、今も昔も洗い場に「予約システム」はありません。自分の入浴グッズは、浴室内の置場に置くのがマナーです。
「桶とイス 迷子の前に 定位置へ」
浴場に備え付けの桶やイス、シャンプー・リンスなどのアメニティなどは、みんなで使うために設置されています。どこかに持って行ってしまったり、元の場所に戻っていないと困ってしまいます。
「泡ばっちり 後ろにいる人 とばっちり」
洗面器やシャワーで体や頭をお湯で流すとき、後ろや隣にいる人にかかってしまっているかもしれません。他人の泡はやっぱり嫌な気持ちになるものです。身体を流すときは立ったままではなく、座って流しましょう。
「濡れ男 足元つるりと 怪我男」
びしょ濡れのままでは足元は滑りやすいので危険です。また濡れた足のまま脱衣所に入ると、マットが濡れて不衛生になります。固く絞ったタオルで全身を拭いてから脱衣所に入りましょう。